今年度より「うらやす市民大学」で『開発途上国から学ぶ』というタイトルで9回の講座が計画されています。
うらやす市民大学のシリーズ講座『開発途上国から学ぶ』第三回として、2019年7月24日に高瀬義彦講師による
「シリアはまるで人類史博物館」と題した講座が開催されました。
テーマがシリア国ということから、受講生の関心は極めて高く、講座出席率は100%でした。また今回の講義は都合により順序を入れ替えての実施
だったのですが、講師の真摯な対応により受講生は皆、満足していました。講義内容、質疑応答すべて高度なレベルでまとめられていました。
また今回も講座終了後の受講生からのアンケートでは理解度、満足度、興味度すべて高評価でした。
以下講義内容を示します。
『人間の安全保障』『文化相対主義』について派遣前研修で学んだ印象が説明されました。
任国赴任時の語学研修(アラビア語)、配属先での活動内容、および人的交流などについて、新しい発見から自身が気づいたことが示されました。
受講生が最も関心のある分野であるため講義の中心となりました。文明の十字路をキーワードとして古代文明からローマ帝国の支配、
キリスト教文化、イスラム勢力の勃興、さらに十字軍の侵攻から現在に至る文化の源流が説明されました。
異文化に接することにより世界理解が広がり、そこから派遣前研修で学んだ文化相対主義への気づきが提示されました。