20名の方々にご参加いただき、八街市いきがい短期大学 第1回講座を開催しました。
八街市が主催する、生きがい短期大学の5回目にあたる授業で、世界に目を向けようという趣旨で実施された講演会でした。 講師の経歴やJICAについての説明の後、前半は主にコスタリカでの2回の活動について話していました。 1回目は体操競技の普及の可能性を探る活動が中心で、2回目は体操指導の他、日本文化紹介イベントへの参加や 日本の小学校とのオンライン授業など体操指導以外の事にも活動の幅を広げていました。 後半は、コスタリカの魅力や特徴について説明していました。 特に地球幸福度ランキングで続けて1位を取っていたり、軍隊を廃止してその資金を医療や教育に向けていたり、 動物虐待の観点から動物園を作らなかったりといった、他国にはない取り組みを説明していました。 そして、最後に4つの有名な国立公園の紹介で締めくくっていました。 現在の日本での活動状況と今後の展望を最後に触れ、話を終了しました。
<聴講者からの質問> Q: 言語はどの言葉を使っていますか? A: スペイン語が公用語ですが、ごくわずかに先住民地区もあり,そこでは部族語も話されています。 Q: 軍隊がなくて、他国から攻められる心配はありませんか? A: 周辺の国の避難民を受け入れたり、紛争の仲介にあたったりして、なるべく友好関係を築こうとしています。 アメリカの友好国であることも助けになっています。 Q: 学校が午前・午後の2部制になっていますが、空いた時間は何をしていますか? A: 学校施設の不足のため2部制を取っているので、生徒達は空いた時間は家で自由に過ごしたり、外へ遊びに出たりしています。
<報告者の感想(良かった点、改善点など)> 講演が終了した後、学習者からたくさんの質問があり、海外の国に対する関心の高さが伺える講演でした。 コスタリカがどこにあるかもよく知らないこともあり、真剣な表情で話を聞いていました。 ケツァールやはちどりに関心があったり、手塚治虫の「火の鳥」とケツァールが関係していることに興味を持ったり、 反応もさまざまでした。