経験豊かな北垣さんのSDGsに絡めた世界を巡る話でした。
・メキシコはラテン系民族の陽気な気質で、自然豊か郊外の専門学校での指導をしながら、 大陸を集団移動するモナルカ蝶の実態と、家族愛から先祖代々つながる死者の日の風習や伝統と マヤ・アステカ文明について話をされました。 そして、メキシコとは400年前から縁があり江戸時代初期の仙台藩士支倉常長士の銅像があり、 明治時代以降対等に外交を始めた国で深い歴史があること。 しかし、昨今の気候変動により太平洋と大西洋の物流を支えるパナマ運河が影響を受け、 私たちの生活に大きな影響があり、SDGsの必要を伝えました。
・中国は広大にして紀元前から歴史のある国で仏教を通じ、日本と共通の理念を持つ国で、 その中でも香港返還と国際交流について子供たちの闊達な活動を話し異民族との付き合い方を 話されました。
・カンボジアでは中国と同じ東南アジアの国であるが、今は平和になったポルポトの殺戮拠点だった地で、 職業訓練校の指導と托鉢僧の風景などを例に国の違いを話しました。
・ヨルダンでは職業訓練所の運営の指導を行い、 イスラム教の独特の風習と食事などなどから宗教の分厚い壁が国際交流の難しさを話されました。 しかし、アフリカでの貧困からの脱出する子供の事例を話され将来への希望が大切であることを話されました。
SDGsにつながる話として盛沢山ですがSDGs問題の原点に立ち返って 将来の展望を子供たちに期待する思いを伝える内容でした。 最後に参加した小学生には自分で出来るSDGsを書いてもらいました。
<聴講者からの質問>
あまりに多い情報量で子供たちも圧倒され質問する余裕がなかったようです。
<報告者の感想(良かった点、改善点など)> 世界を又にかけた話は小学生低学年向けには(私にも)内容が広大で、 もう少し国を絞り込んでも十分伝わったと思います。