柏市立富勢東小学校 2024年7月3日(水)
講師 白鳥 貞夫

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演題 最貧国バヌアツが世界一幸福な国といわれたのはなぜ?

 バヌアツ人は日本人と同じルーツを持つモンゴル系の人種です。 バヌアツは小さな島が集まってできているため、地域的な言語や文化が小部族ごとに受け継がれ続け、 現在も集落固有の言語が100 以上残っています。
 先進国に比べれば最貧国ですが、自然に恵まれ、助け合いの伝統があり、 お金や物がなくても不自由なく楽しく生きてゆけるので、 「幸福度指数」で世界トップにランクされたこともあります。
 私は、商工会議所でビジネスについて指導するためにシニアボランティアとして赴任したのでしたが、 バヌアツでは、都市部を除けば自給自足と物々交換で生活なのでビジネスがありません。 ビジネスをするための知識と基礎を学ぶ学校をつくり現地の人々と一緒に活動してきました。
 小学生たちにはときどきクイズを交え「幸せとは」について問いかけをしていました。

<聴講者からの質問>
 Q:バヌアツの食事は何を食べているのですか?
⇒A:ヤムイモという日本では山芋のような芋を蒸してたべています。 お菓子のように甘いものはありません。
 Q:近年人口が増加しているとのことですが、どうしてですか?
⇒A:40年以上前からJICAをはじめ世界中からの支援で、病院や薬が普及したことで、 子供、特に赤ちゃんの生存率が良くなり、ちゃんと大人に成長できるからだと思います。 ですから若い人が多くなっています。
 Q:バヌアツには人喰いの習慣があったのですか?
⇒A:昔の話ですが、バヌアツでは部族の間で戦いがあり、 その戦士を称え敬意を示すために戦いの終わりに戦士の肉を祀る(食べる)習慣がありました。 決して人を食べるために殺すのではありません。

<報告者の感想(良かった点、改善点など)>
 今回も45分間の授業だったので、十分に子供たちの感想を聞く時間がなかった。

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