袖ケ浦市 平岡公民館において、12名の方々にご参加いただき、高木講師による国際理解講座が開催されました。
講演は「JICAの活動」「人々の生活と大学生の様子」「観光」と「料理」の四つの項目に分け、ヨルダン・タイ・ミャンマーの三つの国を同時に比較しながら 文化や風習の違いを分かりやすく話され、時折クイズを交えた和やかな雰囲気でした。
ヨルダンのイスラム社会の結婚式はイスラムの習慣で男性と女性は別々の部屋に集まり、男性は女性の部屋の様子はまったく見ることが許されませんが、 同伴された奥様のお陰で知ることができ、新婦と女性だけのパーティーの映像はとても貴重でした。
ミャンマーの大学ではJICAだけでなく他の国々からの支援でコンピューターが整備されていました。 ミャンマーはハードウェア学部の学生なので、まず簡単なハードウェアを自作してからソフトウェアを動かす指導をしました。
タイとミャンマーは仏教国だけあって、年に一回学部主催の法要が営まれます。 ミャンマーでは電力事情が悪いので停電が頻繁にありましたが、その際は日本語教室にして大好評でした。
<聴講者からの質問>
Q:ヨルダンではイスラエルのことをどのように思っているのか?
⇒A:イスラエルと戦争しているのはパレスチナ人で、ヨルダン人ではありません。
私の派遣先が大学ということで、その国でも裕福な家庭の人たちなので、
ご家族にアメリカやイギリスへ留学している方もいるようでパレスチナ人とは違った考えをもっているようです。
Q:講師の高木さんは3か国の言葉(言語)を使っていたのですか?
⇒A:コンピューター技術の指導なので専門用語は英語です。現地語は日常会話程度でした。
Q:ヨルダンの結婚式に列席されたとのことですが、ご祝儀はどうされたのですか?
⇒A:ご祝儀という習慣はなく、また式も料理はなく、飲み物ジュースしかありません。
列席した男性だけで2時間の間ただただおしゃべりだけです。さすがに4回目は断りました。
<報告者の感想>
3か国のそれぞれの事情を項目ごとに比較し、とてもユニークな構成で国ごとの習慣や文化の違いがとても分かりやすかったです。
1時間半では最後の項目の料理は時間が足りずに残念でした。