検見川公民館において、6組12名の親子にご参加いただき、露木 雅美講師により、任国料理の紹介と料理実習をする出前講座が開催されました。
はじめに、30分ほどケニアの情報をプロジェクターに映しながら話をして、ケニアの民族と自然を紹介しました。 日本ではいつでも蛇口をひねると水が飲めますが、ケニアでも地方には電気も水道もなく、 子供は毎日何回も水汲みをする必要があります。 そのような小学校に井戸を掘り、水タンクを寄付したことなど、JICAの活動の話をしました。
今回はケニアの家庭料理の中でも一般的な「カランガ」と「チャパティ」(パン)の料理方法を紹介し、 6組12名の親子と一緒に作りました。 「チャパティ」は生地を寝かせる時間が必要なので、講師の露木さんが自宅ですでに生地を作ってこられ、 「チャパティ」はパンを焼く前に油を混ぜて薄くのばすところからやりました。 親子共々初めての体験なので、様々な形と厚さのパンになりました。 今回参加された親子は、お互いに初めてお会いした方達ですが、料理を通じて次第に打ち解け仲良くなっていくのが良く分かりました。 子供達も自ら調理した食べ物を美味しく味わって体験学習のすばらしいところが体験できました。 最後に私も参加者と一緒に美味しく食べることができてとても良かったです。
<聴講者からの質問> 参加者からの質問は、料理に集中して「カランガ」の野菜の切り方、大きさ、味付け等がありました。 また、「チャパティ」は、生地の熨斗方に関する質問がありました。 また、海外体験に関しては、「日本語教育」でJICAに応募経験がある女性1名から「シニアボランティア」に関心があって 任期機関などを質問されました。
<受講者のアンケート回答> ・日常で、あまり関わりのないケニアについて情報を得ることができ、また、料理も作りとても楽しかったです。 ありがとうございました。 ・ボランティアでこのような活動をして頂いていることにとても感謝です。アフリカの解説もスライドで分かりやすく説明してくれ、現地の音楽など子供たちがイメージしやすく楽しく異文化に触れることができました。 色々考えて用意してくれありがとうございました。とても良い経験になりました。 ・異国の料理つくれて、きちょうな体験ができました。めずらしい講座だったので凄く楽しかったです。 すてきな講座ありがとうございました。 ・他国の料理文化を知れて食べれてよかった。 ・料理ができて楽しかったです。またやりたいです。
<報告者の感想> 検見川公民館の福永担当の話では、「親子で料理」というイベントには参加申し込み者が多く、今回は抽選で6組に絞ったようです。 企画としては大成功ですが、公民館職員の調理道具の手配、講師は教材の質と価格検討等が物価高騰のあおりで、調達に手間が掛ったようです。