10名の方々にご参加いただき、八街市いきがい短期大学の第2回(第2学年 第7回)講座を開催しました。
「生きがい短期大学」で当会から派遣された講師が行う講演は2回目だったことと、 講義のレジュメを先に配布していたので、聴講者の興味のある話からはじめました。
マヤ民族の起源と文明の歴史を同時代の日本と比較しながら、なぜ「失われた文明」と言われるのか、 マヤ文明は末裔のマヤ民族に継承されることなく消滅してしまった、その原因は？ などを聴講者と一緒になって話を進めました。 現代のグアテマラの状況や人々の生活については、街の人々は豊かではあるが、 貧富の差が大きい発展途上国の特徴が見られる事などを話しました。 講師の任地での活動については、ゴミ処理場とリサイクルの調査、 生ごみの堆肥化の推進、環境教育などを紹介しました。
聴講者からの質問 Q：マヤは部族間の争いが原因だとしたら、勝者は残らなかったのか？ →A：原因は確かでないが都市そのものを放棄し文明や遺跡を守る人がいなくなってしまった。 Q：グアテマラの女性の地位は？ →A：日本より職場で働く女性は多く、家庭はすべて女性が担っており、 働ける男性は海外に出稼ぎに行っているようです。 Q：JICAの派遣について →A：派遣は現地から要請があってそれに応募していきます。 私もグアテマラを目指したわけでなく、私の職種での要請があったからです。 要請が継続してほしいところだが、選挙で担当者（部長級）が変わってしまい継続できなかった。
感想 前回の講座に立ち合いをしていたので、聴講生とも初めから気楽に話ができたと思います。 今回は担当者からの要請で講義のレジュメを先に配布していたので、レジュメの順序にこだわらず、皆さんの聞きたいことから話を進めました。そのおかげで2時間たっても話が尽きず、調整役の近藤さんから「みなさんもう、お昼ですよ」と言われることに。 はなし下手の私にはとてもうれしい時間でした。