10名の方々にご参加いただき、八街市いきがい短期大学の第1回(第2学年 第5回)講座を開催しました。
JICAシニアボランティアとして活動された国々での経験の中から、 今回は宗教文化について独自の観点から講演されました。
各国の民族・人種構成などの図表を用いてわかりやすく説明され、 また歴史的背景からその国の宗教が複雑にそしてモザイク模様になっていることを、 実際に見聞きした事象を紹介し、お話されました。 言語も公用語のほかに民族ごとに持つ独自言葉があり、人々はプライドを持っています。 このように多彩な4ヵ国の情報をうまく1時間半でまとめられていました。 特に「イスラム国」については日本で報道されているのと違い、 「イスラムは寛容であること」を現地の人々との交流のなかから強く感じていると講演されました。
聴講者からの質問 ○複雑な宗教が絡み合う国で宗教対立や紛争はなかったのですか? →「私は紛争を見聞きしたことも巻き込まれたこともありません。」 ○イスラム国のラマダンの間人々は働かないのですか? →「昼間はちゃんと仕事をしています。 日が沈むと食事をし、ラマダンが終わると人々は集まってご馳走をたべます。」 ○先生は赴任先でどのような仕事をされていたのですか? →「現地の経営のコンサルタントを育てることなどでした」
感想 ○この「生きがい短期大学」は年間を通じていろいろ内容の講義を受けています。 受講生の皆さんはすでに何回も一緒に講義を聞いていて、とても熱心で和気あいあいでした。 もうすこし受講生との交流の時間あればよかった。