7名の方々にご参加いただき、八街市国際交流協会の主催する八街国際理解大学の第5回講座を開催しました。 「香港から見た中国と日本の行方」と題して、ご自身の香港駐在時の中国で体験やそこで感じたことを中心に、 歴史的観点からご講演された。以下の2つの観点を重視された
1)「東洋の真珠」香港の誕生と光芒 生い立ちから英国植民地として発展してきた経緯を、 ①越族集落から阿片受難期、 ②英国統治(前期)、 ③日本軍統治期、 ④英国統治(後期)、 ⑤主権返還後(一国二制度維持)、 ⑥同左(一国二制度反古) の六区分に分け、政治・経済・社会・文化の諸相から概観した。
2)中華人民共和国の国興と問題点 インフラ整備、歴史遺産の目覚め、事大主義の疼き、世界覇権への野望など、 今日的テーマに沿ってお話しされ、少数民族、人口問題、二つの民主主義、愛国観念、軍事大国化、 さらに科学技術・情報産業・宇宙開発への取り組みについても触れられた。