市原市 五井公民館において、63名の方々にご参加いただき、阿部講師による五井楽学塾が開催されました。
阿部さんは帰国後たくさんの講演をされており、市原市では市津公民館でも講演をされていたが、 今回のように参加者が60名を超すのは初めてで、すこし緊張気味に始まりました。
参加者の多くはアルゼンチンのことをよく知らないようなので、ブラジルと比較しながらアルゼンチンの人種と産業を話しされ、 南部の氷山や北部の世界一幅の広いイグアスの滝など、多彩な自然について動画を交えて説明されました。 マテ茶の文化について、阿部さんが現地で購入したマテ茶の容器と茶葉を持参され、参加者にその香りを体験してもらいました。
阿部さんは積極的に参加者の中に入って、彼らの質問に答える双方向の会話を心がけていらっしゃいました。 今回おタイトルの「現地人の目線で・・・」というのも、 自らアルゼンチンでの活動から学んだことで、その苦労話などを交えて、和気あいあいとお話しされていました。
聴講者からの質問 ・アルゼンチンは牧牛が盛んなようですが、牛革はどうですか? 阿部さんは肉牛の輸出産業について報告されましたが、 牛革の調査はしておらず、素直に「勉強不足でした」と答えられていました。 ・賃金や物価について質問があり、これは同伴された奥様が主婦の目線でお答えくださり好評でした。 ・日本からアルゼンチンにはどうやっていかれたのですか? 阿部さんはJICA手配の航空便(ニューヨーク経由)で32時間かかりましたが、もし皆さんが行かれる場合は旅行会社のツアーをお薦めします。 直行便はなく時間もかかりますが、「行ってみる価値はありますよ」とアルゼンチン旅行をお薦めしていました。