八街国際理解大学 第2回 2022年7月23日(土)
講師 服部 正

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演題 環境に優しい国コスタリカの自然と生活

 新型コロナ感染が収束しない厳しい状況下、12名の方々にご参加いただき、八街市国際交流協会の主催する八街国際理解大学の第2回講座を開催しました。

 エコツーリズムの聖地コスタリカ。世界に生息する全動植物の5%がコスタリカに生息すると言われている。熱帯性気候でありながら、中央高地はは亜熱帯である。カリブ海から湿気を含んだ風が1年を通し山岳部に吹き付け、山の東側は熱帯雨林、西側はサバンナ、山岳部には雲霧林が存在する。そんな特殊な気象条件の下絶滅危惧種を含む数多くの動植物が生息し、それを国の政策として保護育成し、ツーリストに自然のままの姿を見せようとしている。また、コスタリカは地球幸福度調査で過去3回連続世界一になっており、現在も高水準を維持している。軍隊を廃止し、その経費を教育と医療の整備に使い、環境を保護し、自然エネルギー達成率をほぼ100%にしている政策を政府と国民がきちんと共有できている。自分が住む国を誇りに思っているからこそ、高い幸福度が実現でき手いるのだと思われる。そのようなコスタリカの自然や人々の生活を写真やビデオ映像を使って説明する内容であった。

聴講者からの質問
 ○世界で数少ない憲法で非武装を規定している国であるが、現状はどうか。
 A 警察がある程度その役割を果たしている。近隣の友好国と親密な関係を築いていて、援助も積極的に受け入れている。アメリカとの友好国でもある。
 ○ケツァールの大きさは。
 A 20~30センチぐらい
 ○病院と教育が無料と言うことだが、いつからか。
 A 軍隊の廃止と同時に始まっている。便利でありがたい制度であるが、学校設備が不充分であったり、病院の待ち時間が長いなど問題点も存在する。

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