新型コロナ感染が収束しない厳しい状況下、7名の方々にご参加いただき、八街市いきがい短期大学の第1回講座を開催しました。
エコツーリズムの聖地と呼ばれるコスタリカを、現在の人々の生活の様子を交えながら説明しました。 地球上に生息する全動植物の5%がコスタリカに存在すると言われ、それを可能にする独特の地形や気象条件が大きく関わっています。それをきちんと保護育成しようとする政府の方針が生み出したものであり、外貨獲得につなげてしまう手段はなかなかのものです。また、地球幸福度ランキングの近年の調査でコスタリカが3回連続1位になっています。直近の2021年の調査では16位に後退していますが、それでも56位だった日本を大きく上回っています。指標のひとつである経済力や健康寿命は日本が上回っているのに、何故コスタリカが上位にいるのでしょう。それは、国民の価値観が見事に共有されているからと思われます。例えば、軍隊を持たない国で、その予算を教育と医療に振り分ける政策は国民の大多数の支持を得ています。環境先進国としてエコツーリズムを推進し、再生エネルギー率100%をほぼ達成していることも国民の後押しがあるからです。そのような一体感が、国民の幸福感につながっているものと考えられます。
聴講した人々の中から、「話しをきいて、コスタリカに行ってー見たくなった」という声も聞かれ、嬉しい一コマになりました。
聴講者からの質問 ○コスタリカについて 現地の安全面、政局の安定度、所得や暮らしやすさなど ○JICAの派遣について 現地での具体的な活動、活動期間、応募について、年齢制限について
感想 ○現地の方々との交流を通しての生の情報がたくさんあって興味を持った。 ○説明の写真や動画がわかりやすかった。 ○コスタリカに対する親近感を持つことができた。 ○コスタリカについて初めて知ることや認識を新たにする内容が多くあった。