新型コロナ感染が収束しない厳しい状況下、感染防止対策を可能な限り講じた上、袖ケ浦市平岡公民館において14名の方々にご参加いただき、国際理解セミナーの出前講座を開催しました。
講師がシニアボランテイアとして各2年間を過ごした、ドミニカ共和国とアルゼンチンについて、その歴史、自然、文化、人々の生活を紹介するとともに、赴任先での活動を通じて感じた両国の中小企業の課題と、そこで働く人たちの価値観、ワークスタイルについて話されました。
加えて、ドミニカ共和国については、大多数の国民のルーツとなったアフリカの風習が、宗教、食べ物に残っていること、そして、若い人達への教育の重要性について話されました。
アルゼンチンについては、政府の人気取り政策の結果としての、過剰な年金、補助金政策による国家財政の破綻、インフレ、国民の過度な政府への期待が産業の競争力や近代化を阻害している状況について話されました。
そして、SDGs のコンセプトと私達が出来るSDGs への取り組みや、国際協力について話されましたが、参加した皆さんは熱心に聴講され、活発な質問がありました。
事務局からは市民の関心も高く、参加者にも好評なので、来年度も同様のセミナーを計画したいので、協力してほしいとのお言葉をいただきました。