出前講座 柏市高田小学校 2021年1月19日(火)
講師 中村時夫

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演題 素敵なパラオの人々

柏市立高田小学校6学年の児童を対象に出前講座を行った。
当初は午後学年の児童が体育館に集い開催を計画していたが、午前中の2~4校時、教室でクラス毎に実施。学年全体は105名。

[講座の内容]
最初パラオはどこにあるのか確認。サンゴ礁の美しい海に恵まれた明るい島の人口は1万8千人弱で、おもな産業は観光。戦前の日本の統治時代首都コロールは日本の南洋統治の中心地として栄え、今でも流暢な日本語を話すお年寄りも多い。
派遣は2008年3月~2010年3月(2年間)。現地の教員に学校教育の改善をテーマに、生徒を思いやる励ましが教育の改善につながることを表やグラフを使って訴え、専門の数学では九九の暗記を徹底して指導。現地生徒に九九のテストを繰り返しても満点者がいなかったので、成績優秀な生徒に黄色いTシャツをプレゼントして励ますなど工夫をはかった。
パラオ共和国は1994年に独立し、アメリカをはじめ日本や台湾からも各種の援助を受けている。パラオの周回道路や日本援助による日パ友好橋も紹介。また被爆した第五福竜丸や、ペリリュー島に今も残る大砲や戦車、上皇・上皇后が訪れた慰霊碑なども紹介。高級ホテルやデパートが出現し、観光客も12万人が訪れるまでに発展したが、昨年突如襲った新型コロナウィルスのパンデミックの影響で激減、収束が待たれるところである。 パラオ人の陽気な笑顔が今も忘れられない。

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