うらやす市民大学本講座 『開発途上国から学ぶ』 第九回
講師: 渡辺 章

ホーム  Home > 活動紹介  Recent Events

演題: 開発途上国の人々から学ぶこと

 今年度より「うらやす市民大学」で『開発途上国から学ぶ』というタイトルで9回の講座が計画されています。 うらやす市民大学のシリーズ講座『開発途上国から学ぶ』第九回として、2019年11月20日に渡辺 章講師による 「開発途上国の人々から学ぶこと」と題した講座が開催されました。
 講義では、スライドで写真が多数使われ説明がわかり易く、受講生は理解し易かったと思われます。異文化理解についても触れられており、 受講生が今後、地域で活動を行う際の参考になると思われました。渡辺氏はアフリカを中心とした開発途上国で積極的に活動され、 さらにまた新たな活動も考えられており、受講生は講師のボランティア精神に感銘を受けていました。
 以下講義内容を示します。

報告者: 登内

● 蚊の生態について

うらやす市民大学_渡辺  渡辺氏の専門である社会疫学の視点から蚊の生態について説明されました。日本でも発生しているデング熱についても言及されました。
 これらは、活動説明の導入部分として講義の理解を深めたと思われました。

● 駐在国活動紹介

うらやす市民大学_渡辺  渡辺氏はアフリカを中心に多くの開発途上国に滞在して、予防接種などの公衆衛生を普及する活動を行ってきているので、それぞれの国の人々の 特徴などが紹介されました。
 シニアボランティアとしては、パプアニューギニア、ミクロネシア連邦で行った公衆衛生活動が紹介されました。

● 異文化理解について

 日本ではほとんどなじみのない文化が多くあること、日本の常識は世界の常識ではないことを理解する必要があると指摘されました。

● JICA活動紹介(いつか世界の力になれる)

 ここでは、ブータン、マダガスカル、セネガルで活動した隊員のビデオが紹介されました。

● 聴講者からの質問(抜粋)

  1. 環境が過酷な国々で活動しているがそのモチベーションは何か => 現地の人々が喜んでくれることが嬉しいから。
  2. JICAの派遣者が帰国したら現地は元に戻ってしまうのではないか => 国や地域毎に綿密な派遣計画を作っている。同一プロジェクトを10年間程度続けている。
  3. 援助しすぎると現地の自主性がなくなるのでは => そのとおりである。物資の援助と同時に人的教育も行っている。
  4. 予防接種としてどのような種類のワクチンが使われるのか => 地域特性は考慮するが日本の小学校で使われているものが中心である。
Page Top
Copyright © The Association of JICA Senior Volunteers in Chiba