うらやす市民大学本講座 『開発途上国から学ぶ』 第六回
講師: 中村 時夫

ホーム  Home > 活動紹介  Recent Events

演題: 素敵なパラオの人々

 今年度より「うらやす市民大学」で『開発途上国から学ぶ』というタイトルで9回の講座が計画されています。 うらやす市民大学のシリーズ講座『開発途上国から学ぶ』第六回として、2019年10月9日に中村時夫講師による 「素敵なパラオの人々」と題した講座が開催されました。
 講師の冗談を織り交ぜた講義は終始笑いが絶えませんでした。その中でもポイントが押さえられており受講生は全員が満足していた様子でした。 特に帰国後の自身の地域活動を説明する際は、受講生に近づいて話をされていたことに好感を覚えました。 質疑に時間を十分とり、受講生とのコミュニケーションが高いレベルで取れていたと思います。素晴らしい講義でした。
 以下講義内容を示します。

報告者: 登内

● はじめに

 講義はいきなりジョークで始まり、教室を和やかな雰囲気にしてから本題に入りました。 自費で行ったオーストラリア語学研修や訓練所での経験などJICAへ挑戦に至った自身の心境が説明されました。

● パラオの紹介

うらやす市民大学 中村  地理、歴史、特に太平洋戦争の出来事が写真で示され説明されました。またパラオの人々との交流から学んだ異文化交流の原点が 受講生にわかりやすく示されました。

● 活動内容紹介

うらやす市民大学 中村  中村氏は、数学指導にあたり中学生に対して九九の重要性を認識させ、全国大会まで行ってきました。また、現地の教師に対する指導も併せて行いました。

● 帰国後の活動

 中村氏はJICAボランティア経験から得られた「人に喜んでもらうこと」を目指し、地域で保護士を行っています。 落ちこぼれそうになっている中学生を助け、全員無事に卒業させました。

● 聴講者からの質問(抜粋)

  1. 現地の学校でもいじめはあるのか→一度も見たことがない。お互いに助け合っているのでいじめなどは全く考えられない。
  2. パラオ人の特徴とは→とにかく欲がない。助け合いの精神が行き届いている。無理しなくても気候温暖で食べていけるせいかも知れない。
  3. 医療のレベルは→一応国立病院はあるがレベルは低い。JICA隊員が急病にかかり日本に緊急搬送されたことがあった。。
  4. JICAではじめからパラオを希望したのか→職種で選んだ。バヌアツもあったがパラオを希望した。
Page Top
Copyright © The Association of JICA Senior Volunteers in Chiba