うらやす市民大学本講座 『開発途上国から学ぶ』 第四回
講師: 箕輪 親宏

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演題: 耐震用の試験装置製作で教えられたこと

 今年度より「うらやす市民大学」で『開発途上国から学ぶ』というタイトルで9回の講座が計画されています。 うらやす市民大学のシリーズ講座『開発途上国から学ぶ』第四回として、2019年9月11日に箕輪親宏講師による 「耐震用の試験装置製作で教えられたこと」と題した講座が開催されました。
 プレゼン資料は、随所にズーム機能や音声付動画が使用され、視聴覚に訴えようとした斬新なものでした。しかし専門的過ぎる内容や、 講義タイトルに対するストーリーの展開に難がある印象を受けました。
 以下講義内容を示します。

報告者: 登内

● ウズベキスタンの紹介

 任国の地理、気候、民族、言語、宗教、経済などについて説明され、またアレキサンダー大王の遠征にまつわる歴史遺跡、世界遺産が自身の写真を含め紹介されました。さらに現地ロケが行われた日本映画の紹介および遺跡発掘の日本・ウズベキスタン共同研究などについて触れられました。

● 任国の地震災害について

うらやす市民大学_箕輪  1966年タシケント地震と1988年アルメニア地震が示され、演者自身が任国に派遣されるに至る背景が説明されました。

● 振動台による破壊実験紹介

うらやす市民大学_箕輪   動画を駆使して実際にトリノ工科大学で行われた破壊実験の様子が説明されました。

● 気づきの提示

 使用された試験装置は殆どが現地の学生の手作りでした。日本では考えられないことでしたが、 これでも試験を行えることが分かりました。日本式の過剰ともいえるやり方を見直す機会が得られました。

● 聴講者からの質問(抜粋)

  1. 配属先での言語は何か→英語である。大学の授業はすべて英語。
  2. タシケントの治安はどうか→安全といえる。街中のあちこちに警察官がいる。
  3. 任国は韓国の影響はあるか→韓国レストランが多い。また住居の近くには韓国大使館があった。 スターリン時代からの韓国人文化が根付いているようだ。
  4. ウズベキスタンは地震国か→地震は多いが建物はそれほど耐震構造になっていない。地震の技術者は日本で学んだ者が多い。
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