今年度より「うらやす市民大学」で『開発途上国から学ぶ』というタイトルで9回の講座が計画されています。
うらやす市民大学のシリーズ講座『開発途上国から学ぶ』第二回として、2019年7月10日に三輪達雄講師による
「ブータン王国から見た幸せとは」と題した講座が開催されました。
現地の文化、宗教、地理、生活などが分かり易く紹介されました。自然を保護し自然と共存していくブータン国民の考え方の紹介から、
『幸福論』について三輪氏独自の理論展開が紹介されました。今回の本講座受講生はほとんど全員が海外滞在経験者という異文化経験の豊富な方々です。
皆、熱心に耳を傾けていました。講座終了後の受講生からのアンケートでは理解度、満足度、興味度すべてが高評価でした。
次回以降の講義が期待されています。
以下講義内容を示します。
地理、民族、政治体制、宗教、文化、自然状況などについて説明されました。随所に写真が使用され視覚に訴えるスライドでした。
JICAを応募することになった動機から現地での活動内容が紹介され、直面したも課題とその対応など苦労した点が説明されました。
三輪氏の考えるブータン国の課題、および自然との共存を好む国民性について述べられました。また『幸福』についてブータン国民と 日本含め他国の考え方の比較を独自の理論で説明されました。これをもとにして今後、日本人の考えるべき方向が示唆されました。