◆ 県庁表敬訪問に同行しました。(29-2次隊)

平成29年9月19日(火)千葉県庁舎一階多目的ホールで、千葉県出身の帰国ボランテイア(2名)と派遣ボランテイア(20名)の県庁表敬訪問に当会会長、副会長が同行した。。

今回はJICAより木野本東京国際センター所長が出席し、帰国者へのねぎらいを述べ、出国者への激励の言葉を述べた。又、JICAの活動について述べ、方針を伝えた。

JICAは毎年約1,000名の隊員とSVを年4回に分けて派遣している。出発前には3ケ月間の訓練を受けている。千葉県出身は現在87名おり、40か国以上の国で活動している。任務は途上国の開発支援だが、最近は帰国後、その経験が国内でどのように生かされるかを重要視している。千葉県は協力者が多いが、帰国した隊員が帰国後に地域の活性化に寄与され、草の根運動、地域の方々と一緒になって技術協力、教育センターの活動に協力できればと願っている。出発の隊員、SVは二年間大いに活動をされ、帰国後その経験を還元する意識を以て現地での活動に取り組んでほしい、と述べた。

県庁からは富塚千葉の魅力担当部長、笹生国際課長が出席され帰国隊員へのねぎらいと、出国隊員SVへの激励の言葉を述べた。


◆ SVニュース27号を発行しました

9月15日、当会会報「SVニュース27号」を発行しました。右のアイコンをクリックしてご覧いただけます。印刷物をご入用の方は「info.chibajicasvob@gmail.com」まで連絡ください。

トップページ「SVニュース」からもご覧頂けます。


◆ 第23回活動報告会を開催しました

8月26日(土)、帰国間もないボランティアによる報告会を浦安市国際センターで行いました。渡邊会長の挨拶、来賓者JICA東京国際センター長谷川氏と、浦安市国際センター長渡辺氏のお言葉の後に4名の報告が行われました。

会には暑い中40余名が参加、登内幹事が進行を担当し、報告者からは活動内容や現地での体験や感想などが話されました。多数の質問意見があり、時間一杯でしたが有意義な報告会になりました。


渡邉会長

渡辺氏 長谷川氏

各報告の紹介

篠原 温雄氏   「首都プノンペンの教育と学校建設」

私はJICA海外シニアボランティアとして、カンボジア王国、プノンペン市の教育青年スポーツ局で2010年3月から2年間、さらに2014年10月から10か月間活動し、2015年7月に帰国しました。

カンボジアは過去の内戦の影響により、質の高い教育を受けた人材が極端に不足しています。さらに、現在では義務教育段階での学校不足により、各学校では2部制の授業が行われています。午前の部(7時から12時)、午後の部(1時から5時)の授業です。特に地方では教育環境は依然として問題を抱えています。カンボジア政府はこの現状を改善するために、基礎教育就学者を3倍に増やすことを目標にして取り組んでいます。私の配属先であるプノンペン市教育・青年・スポーツ局は、国の教育省の傘下にあり、その施策に則って事業を進めています。プノンペン市内の公立幼(22)・小(164)・中(33)・中高(33)学校の教育環境の整備、教育内容の改善充実、教員の採用、研修など教育に関するすべての業務を行っています。

プノンペン市内では道路、橋、建物など、社会基盤の整備が急速に進んでいますが、カンボジアが自力で社会整備や経済復興ができるまでまだ時間がかかりそうです。日本をはじめ各国の社会整備や経済協力の援助支援はまだ必要だという思いが帰国した今も強く残っています。


山口智史氏  「メキシコ、トルーガの1年」

25-1期でメキシコへ品質管理・生産性向上の職種で派遣された山口と申します。 私は民間企業に所属しておりまして、その企業内でJICAの民間連携ボランティア制度を利用した研修プログラムが制度化されています。そのプログラムを通して、今般JICAのシニアボランティアとしてメキシコシティーの西、約50KMのトルーカという都市に派遣されました。

トルーカ市はメキシコ州の州都で人口は約80万人の中堅都市、周辺の行政区を含めれば150万人程度の都市圏の中心都市です。埼玉県のさいたま市(旧浦和市)と姉妹都市なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。それぞれの首都との距離や規模間は浦和とトルーカでは共通した印象があります。標高2800mの高地に位置し、日差しが強くて南国のイメージがあるメキシコですが、冬は東京と同じくらい冷え込みます。これには堪えました。

配属先は日本の工業高校に相当する学校で、車で50分ほどのメキシコ全体を束ねる本部機構とも打ち合わせの機会を持ちながら、改善活動の手法や考え方を伝え、それをテキストに落とし込む活動をしてきました。

会社との約束で、派遣期間は1年(研修期間を含めると1年3か月)と短く、持っている経験知識を十分に先方に伝えることができたかどうか、また、伝えたことをしっかり受け止めてもらえたのか、確信が持てないでいることが心残りでもあります。ただ、私の周りにいた方々に温かく迎えられ、公私ともに支えられて異文化の中を楽しく生活することができ、活動期間を全うすることができました。非常に貴重で有意義な経験をさせてもらったものと思い、感謝しています


添野 良一氏 「派遣国から見た日本の魅力」

私は、昨年ウルグアイに剣道指導のため、シニア海外ボラン ティアとして派遣されました。まず、剣道での応募動機を話し、 ウルグアイ人の暮らしの様子、剣道指導の様子及び現地の 人々との交流を紹介しました。

現地の人々から日本を見たイメージを、前に行ったことのある マレーシア、ウズベキスタンも含めて述べました。

帰国後私は、「一杯のラーメンの味」にも日本の伝統文化を 感じるようになりました。私たちの父や祖父の時代の努力に感 謝しなければと思いました。私は、このように良い経験をさせて もらったことや現地 の人から日本の歴 史・伝統文化は 立派だと尊敬され ていることを報告しました。

まとめとして、私 のように良い経験ができますから、聴衆にも「ぜひシニア海外ボ ランティアに参加して下さい。」と提案しました。


田畑成章氏 「ウズベキスタンで感じたこと」

2017年3月までの2年間、タシケントイスラム大学経済学科で学部生・院生に経営関係科目の授業を行いました。

ある時、親しい学生に一週間ぶりにあったら随分痩せたのに気づきました。「いや~いまラマダン(断食月)ですから」との返答。うかつだったと思い、同僚や学生に取材してみると大多数が日中飲食していないことを知りました。このように派遣先大学は教職員学生とも敬虔なムスリムが多い職場でした。彼らは戒律をどの程度守っているのだろうかと、いろいろと探りを入れた結果、ムスリムとして望まれる行動をおのおのが出来る範囲でやろうと努めているが、肩に力は入っていないことを知りました。他人の守り方には関心を見せず、戒律を守らない(守り方の緩い)友人知人他人への批判は一度も耳にしませんでした。学生の私的な集まりに呼ばれ、持ち込んだウォッカをひとり飲む時も、それを責める眼は感じません。イスラムは基本的に寛容なもの、というのが2年間で得た結論です。

私は安全に関して鈍いわけではありませんが、滞在中不安を感じたことは一度もありません。街で見かける警察官の数や厳重警戒に着任当初は疑問をもちました。しかし一見過剰なチェックも自分に向けられているというより自分を守るために行われていると思えるようになりました。ソ連崩壊・独立後この国や周辺国が経験したテロや混乱を学習するにつれ、治安維持は何よりも政治の根幹だと再認識しました。

滞在中、25年間トップにあった初代大統領が死去し後継者選挙が行われる場に遭遇しました。最大の政治リスクはワンマンの死去だと教室でも云ったりしていましたが、いままでのところ円滑に推移しています。これは驚くべきことなのですが、あまり注目されていません。米欧メディアや国際機関による「強権政治体制」への批判にはどこか誤りがあった証拠ではないかと思っています。


◆ 香取市佐原中央公民館で「ブータン王国から見た仕合せとは」の出前講座を行いました

7月11日(火) 7/11(火)、香取市佐原中央公民館で、三輪達雄会員が標記のテーマで講演を行いました。参加者は48名。

    

同国は九州と同じ大きさで、人口は70万人。標高は100M~7,500Mで多様な自然、動植物に恵まれています。マイクロバスで西端から東端へ移動するのに4日を必要としています。

講師は、地勢、産業等の概要のほか、宗教、聖地、生きがい、同国人の大らかな人柄、人生観、家族構成、家の構造、食べ物など生活情報について多数の美しいスライドを用いて説明し、聴衆を魅了しました。

同国は、国民の98%が現状に満足している世界一幸せな国です。国民総生産(経済発展)よりも国民総幸福を優先し、森林は60%の維持を国策としている。

ブータン人は、フーテンの寅さん的要素が強い。時間や約束は守らない、借りたお金はかえさないダメな人だけど、お人好で親切である、という話に聴衆はびっくり。

民族衣装、民族楽器などは、話の雰囲気を高めてくれました。


◆ 市原市五井公民館において、「ザンビアの魅力」の出前講座を行いました

7月7日(金) 市原市五井公民館において、100余名の参加者に、宮崎征士会員が、「ザンビアの魅力」というテーマで、出前講座を行いました。

講師は、ザンビアはアフリカ諸国の中でも貧しい国のひとつ。ただし、温暖な気候条件で澄んだ青空と、清潔好きな人々によって表通りはもちろん裏通りも道路は凸凹でもゴミはなし、街中は安全で衛生的な生活ができる場。危険といえば郊外で象やキリンなど大型動物に遭遇することである。

赴任地はリビングストンで、観光開発の仕事に関わった。世界三大滝の一つのビクトリアの滝まで8㎞の地にあるが観光客・宿泊客が少なく、観光客の多くが隣国ジンバブエから見物している現実であった。これを変える方策として、リビングストンの町周辺の観光スポットの発掘や滝へのアクセス列車、満月の夜に見られるルナレインボーや滝の上で体験するスリルな水浴び等々を観光資源として開発することを模索した。

日本人観光客が少ないことについても、「地球の歩き方」の出版社に魅力をアッピールできる内容に交渉。観光資源の掘り起こしをして、知名度を上げる活動を国・町ぐるみですることが重要だと話した。

人々は温厚で親日的である。主食はトウモロコシの粉(シマ)をこねた味なしのもの、それにおかずを載せて食べる。キャタビラという芋虫を乾燥させたものが蛋白源として食べられている。レストランでも残ったら持ち帰る「もったいない精神」はどこでも徹底している。縮れた髪の毛にとっかえ、ひっかえ被るカラフルなウィッグ、独特な雰囲気のあるチテンゲという生地で作る洋服でのおしゃれな人々。陽気で踊り好きな男女の明るい笑顔が印象的だった。2年間の生活で日本食が恋しい以外困ったことはなかった。 新たな扉を開いてよかった。」という言葉で、締めくくりました。


◆ フォーラムパートナーズの定例会において「エルサルバドルでのSV活動」の出前講座を行いました

6月21日(水)  千葉市幕張ベイタウンコアの研修室で、NPO法人フォーラムパートナーズの定例会において、て約40名の参加者を対象に、渡邊要吉会員が標記の演題で講演を行いました。

任地への1回目の派遣では、太平洋・大西洋両双方からの物流陸路開発の壮大な計画が進む中で、その起点になる港の開発へのアドバイス、

2回目は中小企業の品質管理、中でもISO9001(世界標準化機構)への取り組みを支援することが任務でした。

言語や外国生活には慣れている講師が暮らしたエルサルバドルでの活動や国情の話は具体的で、写真からも現地の様子が分かりやすく伝わりました。

中米で親日度NO1と自称する国で勤勉な日本人に敬意さえ持っている国民性、世界最強な強盗団組織(MARAS)の存在に加えて、政情不安定の中で暮らす人々など、多局面からエルサルバドルについて考える時間になったと思います。

約2時間の講演時間でしたが参加者からは7・8件もの質問があり、国際協力、異文化理解、地域開発などを目的にしているこの会ならではの会員の関心の高さを感じました。

主催者から有意義な講演だったとの感想がありました。


以上