ベリーズで活躍中!−続報

 ベリーズに赴任して1年が経ちました。その間の仕事につきましては柏市のホームページに掲載していますので、そちらの方をご覧ください。

  http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/400100/p013461.html

 このレポートは、派遣国の人々との交流等ベリーズの暮らしを中心にお伝えします。

 現在、私はベリーズの首都のベルモパンに住んでいます。ベリーズの面積は四国の約1.2倍(日本の1/16倍)、人口は約32万人(日本の1/400倍)ですから、人口密度は日本の約1/24です。一軒一軒の敷地は100坪以上あり、家屋は平屋が中心の世界です。田舎では家屋間の距離が相当あるので、隣の家へは大声も届かず、走ってもすぐには行けそうにありません。私の住居は妻との二人のアパート暮らしです。この国では珍しい一戸建てではない住居形態ですので首都の中でも目立っています。

 首都には各国の大使館、政府機関が多くありますが、生憎日本大使館はベリーズには無くジャマイカとの兼轄下にあります。そのためもあるのでしょうか、日本に対する知名度は極めて低いのが実情です。首都には中国人、台湾人が多く住んでいるため、同じ容姿の我々にはまず「Chinese?」「Taiwanese?」「ニーハオ」の声がかかります。JICAの知名度も思った以上に無く、アメリカのPeace Corpsと同じような活動機関ですよ、とわざわざ説明しなければ我々の活動を理解してもらえません。 一旦、日本人だとわかると好意的な態度に変わりますが、そこに至るまでがなかなか大変です。 街中に出回っている車、カメラは圧倒的に日本製が多いため、日本は技術の国、金持の国との先入観があり、地道なボランティア活動をしているSVにとっては、彼らのイメージとの間にギャップがあり、その解消に時間がかかります。

 2012年11月現在、首都に住んでいる在住日本人は、JICA関係者の私と妻の2名を含め僅か3名です。知名度を上げるため、今年の5月には手ぬぐい、風呂敷等を使った「日本文化紹介ワークショップ」を、10月にはベリーズ赴任中のJOCVを中心に各種展示、歌、踊りなど「若者によるパフォーマンスでのイベント」を首都で開催しました。さてその知名度の向上は??です。

 ベリーズには雨が多く降ります。年間雨量は2000mm程で日本の約1.5倍もあります。このため野菜も果物もジューシーで種類も多くあります。オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツは柑橘類の一種ですが、ここでは日本で時々お目にかかるパサパサした柑橘類を食べたことはありません。一口食べると果汁が溢れ出てきます。料理の種類より、果物のジューシーさの方が私にとってはビックリしたことでした。

 ベリーズはマヤ系、アフリカ系、ヨーロッパ系、アジア系が入り混じった人種のルツボです。街角からはカリブ系のレゲエ、サルサ、アフリカ系のプンタ、スペイン系のポップス等の音楽が溢れていますが、これ等は決して融合した一つのものではなく、それぞれがルーツを主張ながら共存していると思われます。当初、私はすべてが「テンポが早いベリーズ音楽だ」と思っていましたが、「これはレゲトン、これはプンタ」と一曲ごとに音楽の違いをカウンターパートから解説を受けますと「そうか!」と納得するようになりました。音楽ばかりではなく、人種、絵画なども表面的には何もかも共通の世界を作り出しているようですが、よく観察しますと、それは各々が一個の独立した存在として認めた上での共存であり、融合ではないのです。

 朝の散歩時、通勤時などには何の面識もない人と対面しても「ヤッ!」と言いながら軽く手を挙げ笑顔で挨拶してくれます。生活で困った時などは真剣に相談に乗ってくれる優しさも持っています。仕事の面で、意見の相違が有っても、争うことなく双方で何かの解を探して行く姿には感心させられました。私もこの習慣にならって「ヤッ!」とか「モーニン(Morning)!」とか、道行く人と挨拶の交換をしています。これはこの国独特の環境から来る、単なる表面的なものなのか、そうでないのか興味が尽きません。仕事、生活を通じて、これからは心性面からもベリーズの別の顔を探していきたいと思っています。



仕事仲間
アスベストの処理

仕事仲間
派遣先の固定廃棄物処理機構の職員

環境教育
首都の小学校での青年協力隊

環境教育
環境省の職員と青年協力隊

オープンマーケット

ドラゴンフルーツとスターフルーツ

南国の風景、カリブ海とヤシ

2012年はマヤ暦での最終&再生の日があります