思い出の写真

カリブ海クルーズの巨大客船(85,000トン) 欧米人でにぎわうリゾート海岸
サントドミンゴのコロンブス公園 サントドミンゴの大聖堂(北南米最古)
サントドミンゴ市内 エル・コンデ通り
貴婦人通り 首都サントドミンゴ(500年の歴史、北南米最古)
代表的なマメ入りご飯 中北部の水田地帯

レポート 「カリブの楽園 ドミニカ共和国」         及川 淳一

「ドミニカ共和国」はカリブ海に浮かぶ島国です。カリブ海ではキューバ島についで二番目に大きな島ですが、島の西、1/3をハイチと分け合っているため、国土は九州に四国の半分を足したぐらいの大きさです。

500 年前にコロンブスの第 1 回航海の際に発見され、その後、新大陸で最初の町がつくられた首都サン・ドミンゴは、スペインの面影を残す建築物が数多く現存し、とくに旧市街は世界文化遺産にも登録され、大切に保存されています。南北アメリカ大陸で最古というものは数多くあるのですが、その中でも 1538 年創学の国立大学「サント・ドミンゴ自治大学」はとくに有名です。

美しい海岸線の多くは、海外資本により豪華なビーチ・リゾートとして開発され、亜熱帯にありながら一年中気候が温暖なことから、北米・欧州などからの観光客が絶えません。この国の中央に鎮座するピコ・ドアルテ山は標高が 3,000m を超すカリブ海の最高峰です。

人口は約 860 万人、国民の大半は征服者スペイン人とアフリカから連れてこられた黒人との混血です。そのほか白人 16% 、黒人 11% が住んでいます。この国もほかの中南米諸国と同様に、アメリカのニューヨーク周辺に 100 万人を超す出稼ぎ労働者が定住し、彼らの家族送金がこの国の経済を支えているとされています。

昭和 30 年代に日本から移住してきた人びとを中心に 800 人ほどの日系人がこの国に住んでいます。その大半は、野菜作りなどの農業に従事しています。また 100 人以上の JICA 関係者、とくに 30 人を超すシニア海外ボランティアが教育・医療・行政・農業・商業・観光など幅広い分野の技術協力に携わっています。

この国ではコメの生産が盛んで、中北部の広大な水田地帯は、背景に椰子の木がなければ、日本の水田地帯と見間違うほどです。当然、国民の主食はコメで、色豆の混ぜご飯、白いご飯に色豆の煮込み、それに鶏の唐揚げや豚肉の煮込み、野菜サラダなどを添えた食事が好まれています。

人びとは音楽が大好きで、メロディーが聞こえてくると踊りだします。ここは世界中で流行のメレンゲ、バチャータ発祥の地です。そして野球も大好きです。この国出身の 30 人以上の選手がアメリカの大リーグで活躍しています。

山あり海あり、陽気な人びとと音楽。この国は、まさにカリブの天国といってもいいでしょう。

※ カリブ海の東端に「ドミニカ」という別の国があるため、この国では国名を「ドミニカ共和国 (Republica Dominicana) 」と称しています。

以上