思い出の写真


火炎樹の木陰から見る乾季のメコン川

教会前の広場(フランス風の名残り)

ロケット祭りに集まった人々

パーテイで秘蔵の酒を飲み合う

送別会:バーシーというセレモニー
 

レポート 「ラオス・サバナケットのこと」           後藤 優

2003年12月迄の2年半余りラオスの地方都市サバナケットに滞在し、当地の技術短期大学強化を目的に他の技術系ボランティアと共に活動し生活しました。私の役割は技術教育に伴う様々な事を処理・交渉・調整するグループコーディネーターの仕事でした。仕事の性格上、サバナケット周辺や首都ビエンチャン、ラオス各地そしてメコン対岸の都市タイ・ムクダハンやバンコックを訪れ、調査、交流、教師の研修、教材調達等を行いました。

サバナケット市はサバナケット県の県庁所在地です。中部に位置し、県全体の面積はラオス全土(日本の本州に相当)の1割弱を占め、県の人口も約70万でラオスの全人口560万人、首都ビエンチャンが60万人と比較して大きな県です。都市部はメコン川に沿っていて対岸のタイ・ムクダハン市との交流はフェリーでしたが、2005年に訪れた時は架橋工事が進み、2007年には完成する予定です。


対岸へ向かうフェリー(雨季のメコン)

メコン川の船着き場(タイとの交易)

架橋工事現場(2005年1月)

完成予想図(2007年初予定)
東に向かって国道9号線を行くとベトナムのダナン、フエに通じますが、赴任当初大半が未舗装のためダナンまでバスで10時間位かかると言われました。しかし2年半後の帰国時には日本の援助等により舗装工事がほぼ完成しました。 サバナケット市内も赴任期間中に道路舗装、水道水浄化改善、排水溝整備、外灯設置、家屋新築等多くの生活インフラが改善され、私の帰国後ですがゴルフ場もオープンしました。

国道9号線当初の工事現場(2001年1月)

工事の進展(ベトナム国境迄70キロ
(2003年12月))

アジア開発銀行(ADB)を中心に進められているメコン地域経済協力プログラムにより、下のイラスト写真に示されているごとく、インドシナをベトナムからミヤンマーまで東西に横断する「東西回廊」が建設されています。上記メコン架橋や道路舗装工事はその一環です。

ラオス政府はこの計画に呼応し、サバナケットのメコン川周辺に経済特別区の建設を進め外国企業の誘致に努めています。この 公社( SAVAN-SENO SPECIAL ECONOMIC ZONE AUTHORITY)の副総裁に日本の大学・大学院で学んだ ボーカムさんがおられ、日本企業の進出相談の窓口を勤めています。現在、中国やタイの企業が先行していると聞きますが日本企業に来てくれないかとボーカムさんにお会いする度に言われます。


(ボーカムさん提供のパンフレットより)
赤く描かれた線が東西回廊。
橋の絵が指し示している地点がサバナケットです。
サバナケット技術学校 は、短大コースに機械工学科、自動車科、電気科、石工建築科、ビジネス科、土木建築測量科を持ち、高校コースでは木工科、熔接科、ホテル・料理学科があります。ラオス中南部から選抜された1,000名を越す学生は皆真面目で勤勉です。問題は卒業後の就職先が少なく、多くは地方の村落に帰ります。

サバナケット技術学校正門(2001年)

月曜日の朝礼・国旗掲揚

校庭で休憩する明るい表情の学生達
JICA は当初青年協力隊員を派遣し、その後私達 シニア海外ボランティアのグループを派遣して技術学校強化をすすめてきました。その結果、日本を理解する多くの若者が育っていますので 日本企業の進出が望まれます。

以上